キンカン属には数種類ありますが、実際に食用に栽培されているものは
「寧波(ニンポウ)」と呼ばれる品種です。
　産地である静岡や和歌山、宮崎に鹿児島、その他の地域、 露地栽培のものも同様に「寧波(ニンポウ)」です。

　勿論、良木同士の交配(品種改良)等の努力はありますが、なによりも大事なのは温度管理です。ビニールハウスの開閉・二重化などで調整して、露地栽培のものと比べて長く樹上で熟成させます。「木成り」させることで甘く、オレンジ色の完熟きんかんが出来上がります。

　当園は元は水田ですので、水利はそのまま使用しておりますが、それ以外は土作りから始めております。
　栄養素の高い、貯水池の底土を用いての造成、五種類から七種類の有機肥料を使用します。